2009年5月24日日曜日

携帯 新型インフルエンザ特集 5/5

これからが怖い新型インフルエンザ

新型インフルエンザが、季節性インフルエンザに準じた対応をとる、ということになりました。
また、メキシコでなくなられた方は多かったのに、日本ではあまり重症化していないことから、新型インフルエンザを楽観視する傾向もあるようです。

確かに、今回の新型インフルエンザA(H1N1)(いわゆるブタインフルエンザ)が流行する前に、新型インフルエンザとして流行が予測されていた高病原性インフルエンザ(鳥インフルエンザ)と比べると、現在流行している新型インフルエンザA(H1N1)の病原性は低いです。

でも、だからといって、安心できるわけではないのです。

新型インフルエンザA(H1N1) 2009年の死亡率は、メキシコを除くと0.1%と低く、
国内 人口1.26億人 死亡0
世界 人口67億人  死亡86人(5月23日17時現在) です。

20世紀に流行した新型インフルエンザは、流行のピークが国内では2回あったことが特徴でした。
そして、第1波の被害が軽微だった時は、第2波の被害が甚大となった傾向がみられています。

第2波は、秋から冬にかけて起こるのではないか?、と予測されています。
携帯 インフルエンザ特集 4/5でお知らせしたような、
個人の予防、 家庭人として、 企業のリーダーとして の
それぞれの立場での対応を進めなければなりません。

そして、第2波だけでなく、もっと怖いものも忘れてはいけません。

高病原性鳥インフルエンザ(H5N1) が世界的に流行すると、
国内 人口1.26億人のうち、死亡17-64万人
世界 人口67億人のうち、死亡4000万-3.6億人 にも及ぶと言われています。

この数字は、これまでの小規模な流行でわかっている
2003年から5月15日現在の累計 424名感染、そのうち261名死亡であり、60%を超える高い死亡率から試算されています。

高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)は、
季節性インフルエンザが呼吸器系感染を起こすのと違って、全身に感染し、多臓器不全を引き起こすため、致死率が高いと考えられています。

今後も、新型インフルエンザA(H1N1)だけでなく、
高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)のニュースにも、注意をして下さい。

(引用:数値は感染症情報センターウェブサイト、および 新型インフルエンザの企業対策 日本経済新聞出版社 p.23より)

十分な準備だけが、
あなたとあなたの家族、企業を守ることができるのです。

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